パッキングケースに梱包されていた原糸は、このような状態で丁寧にナイロン袋に包まれて入っています。
左側のシルバーグレイのカシミヤ100%の糸で重量は1Kg(高価な原料なので重量は正確に測ります)。この状態を1コーン巻と呼び、糸を立てた角度から3°30分のコーン巻。糸の太さの目安として表示は2/28とされます。
例えば右側のピンクの糸もカシミヤ100%ですが糸を立てた角度は9°15分のコーン巻で糸の太さの目安は2/26と表示される糸です。
原料は湿度に注意して、カビや毛食い虫などの害虫被害に遭わないよう注意深く管理されています。
そのため原糸倉庫では基本的に糸の入っているケースを鉄筋コンクリートの床に直接置く事はなく、必ず空間を作って風通しを良くするようにしています。
原料は基本的に1色24Kgのケース単位で送られてきて、ここでエージングを兼ねてストックされます。
4枚のニードルベッド(針床)に並んだ複合針。
上が最新式の複合針(Made in Germany)です。
下は従来の編針です。(Made in Spain)
ニットの原点。編み目を創り出す為の編み針です。 精密な精度で作られています。